当店の屋号は「中家堂」です。
そして「ちゅうかどう」と音読みで読みます。
お客様から「何と読むのですか?」とよく聞かれることのひとつです。
ちょっと話は変わって、
埼玉県は五家寶(ごかぼう)というお菓子があります。
当店も昔々、菓子店中家堂として看板をかかげる少し前に
この五家寶を、当時五家寶作り名人の店と名が知れていた「 風間堂 」から仕入れて
中家寶(ちゅうかぼう)と名をつけて売っていました。
これが大変よく売れたので、菓子店を始めようと思いつき、
初代の中村藤吉は菓子職人になるための修業へ行きました。
そして、中家寶の「中家」と、風間堂に敬意をはらって「堂」をいただき
「中家堂 ちゅうかどう」という屋号で菓子店をおこしたと伝えられています。
中家寶を五家寶にかけて「ちゅうかぼう」と読ませたので、
中家堂が「ちゅうかどう」になったということです。